特殊な糖尿病について説明します。
糖尿病において合併症は最も怖いものですが、その中でも特に急性合併症は恐ろしいものです。対処が遅れれば命に関わることもあるのです。急激なインシュリン不足で起きるのがケトアシドーシス昏睡で、1型糖尿病の方に起こりやすくなっています。昏睡状態となって命にかかわる場合もあるのです。お年寄りに多いのが高血糖高浸透圧性昏睡で、ケトアシドーシスにならずにすぐに昏睡状態になってしまいます。他に低血糖症昏睡があります。
最近何かと話題になっているメタボリックシンドロームですが、発症すれば大変恐ろしい病だと言えます。これは内臓脂肪型肥満に動脈硬化の危険因子を2つ以上発症している場合に起こります。動脈硬化の危険因子の中には糖尿病も含まれているのです。つまり、糖尿病患者の方はメタボリックシンドロームになる可能性も含まれていることになります。動脈硬化になれば命にかかわる危険性を備えているので注意しなければなりません。
慢性合併症は一番発症率が高い合併症と言われています。一般的には「網膜症」「腎症」「神経障害」の3つです。網膜症は血糖コントロールをしないままに何十年も放っておくとじわりじわりと進行してきます。一旦網膜症になれば回復しにくく、確実に効果のある薬もないのです。定期的な検査を受けて早期発見をし、血糖値を正常な値に保つことが重要となってきます。腎症になれば血液透析が必要になりますし、神経障害では手足のしびれや筋力の低下が起こります。
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